人気ブログランキング | 話題のタグを見る

風を切る

kazewokiru.exblog.jp
ブログトップ

お母さんの優しさ

●今朝、TVキャスターが、声を詰まらせながらコメントをしているシーンを見ました。鮮度の高いニュースを次々と放送していますが、ニュース番組も追いつかないほどの事件が、日々起こっている昨今です。特に最近では、幼児、子供を巻き込んだ悲惨な事件事故が、あまりにも多いように感じられます。今朝のキャスターは中年の男性でしたが、何ともやるせない思いが視聴者にも伝わってくる語りでした。事件、事故が起こってからいつも近所の大人のコメントにあるように・・あそこの家庭環境は、ああだった、こうだったと、レポーターに答えていますが、昔は、どこの近所にもカミナリ親父が一人や二人が必ずおり、よく怒鳴られたもので、自分にもそのような記憶があります。様々な生活環境の変化にともない、他人の生活には関知しない希薄な人間関係が、益々進んでいるように思えますが、希薄と言いつつも地域の事は何処からとも無く聞こえてくるのも事実です。生まれ育った環境で人間の質は大きく変化してゆくものですが、幼児が犠牲になる事件を聞く度に世の中の出来事を自分達の身近な問題として考えなければなりません。昔と違い殆どの家庭がうわべは中流意識を持ち何の不自由も無い生活を営んでいますが、昔と比べ精神は病んでいるような気がしてならない。
 自分の事で恐縮ですが、昨日も孫を店で預っていまして、夕方近くにママがお迎えに来ました。「とも君、お腹すいたやろ?」我が子を包み込む声に、とも君は、迎えに来てくれたのを喜んで、自転車の後ろに座り、「じぃ~じバイバイ」で帰って行きましたが、僕には、「お腹すいたやろ」「うん」この母親と子供の絶妙なやりとりと微妙な言葉のアクセントに自分の入り込む余地の無さと同時に安堵感を覚え、歳のせいか熱いものを感じました。
 私の住んでいます86世帯の地域にも最近になりやっと自治会が結成され、私も微力ながらお手伝いをさせて頂き良い勉強をさせて頂いておりますが、地域の交わりの大切さ有り難さを実感しています。
by kazewokiru | 2006-06-08 11:49 | 日々の雑感 | Comments(0)

特技「余計な一言」      職業「街の自転車屋」since1985


by kazewokiru