人気ブログランキング | 話題のタグを見る

風を切る

kazewokiru.exblog.jp
ブログトップ

毎日読書

  ここ3ヶ月、2日に1冊のペースで読書が続いています。
   僕が、本好きになったのは、子供の頃、本を読んでいると母が喜んでいるように思えたから。
   本を読んでいると母の機嫌が良かった。お陰で強度の近視。

   五木寛之著『運命の足音』もう既に10回は超えて繰り返し読んでいます。

毎日読書_c0066514_12743100.jpg


年頭からご近所の方お二人の訃報が飛び込んできた。
 昨日は、50年来の友人が、大きな外科手術を受けたと親しい友人から一報が入った。気が滅入る。

『体の奥からかすかに語りかけてくる声は、つぎつぎに示される情報の量によって、しだいに弱められていく。そしてやがては外側から押しよせる情報の波に埋没してしまって、いつのまにかきこえなくなってしまうのだ。・・・自分の直感にしたがって拒絶しなかったのはなぜだろう、と、ため息をつきながら思う。・・・わたしたちは、日々、ことあるごとに選択と決断をせまられながら生きているのだ。・・・そう考えてみると、人生は選択と決断の連続である。・・・』 運命の足音より

氏の言葉を、お借りすると『人生の選択と決断を迫られた時、声なき声に耳を傾け、砥ぎ済ませた自分の直感を信じて行動する。ぎりぎりの危ういところを生きている』となるのでしょうか。

毎日読書_c0066514_12315734.jpg

Commented by 小肥り at 2018-01-13 14:38 x
ーー1冊買ったら1冊は処分してくださいーー
ほぼ終着駅が見えてきた年齢に達したときに告げられたひとことです。
断捨離のことを言ってるんですね。それでなくても身の回りには溢れてる。
今、本棚を見たらすっかり褪色したままの本が大勢いる。どんな本かは内緒。
広辞苑第二版(!)なんてのが茶色くなってまだあった。第二版だよ。
本1冊買うにも無造作に買うことは控えてます。充分に吟味してからね。
う~~~む・・・・・
VHSテープも処分しないといかんなあ。山のようにある。
Commented by kazewokiru at 2018-01-13 15:02

小肥りさん

断舎利。家来が処遇に困る物は全て廃棄しましょう。
歓ぶモノは、揉めない程度にそこそこ残しましょう。

本は、図書館で借りていますので増えません。
自宅前に図書館の出張所が出来て便利になりました。
同じのを何度読んでも、その時々に心象風景が異なる。
Commented by okadatoshi at 2018-01-14 07:58
数えで言うと「喜寿」です。
この年まで生きることなど考えなかった。
父は57才で他界した。その年になったとき、なぜかおまけの人生に突入した気持がした。
母は、81才で逝った。
もし、その年を超したときは、どう思うのだろう。

断捨離できないものに、若いときに購入しそのまま棄てきれずに本棚に置いている本があります。
中身以上に、折り目とかアンダーラインなどから当時の心象風景が紡ぎ出される。
友人、知人の自費出版の書籍(その方の思いを無にするようで結構保管も大変)。
処分することがその方との関係性まで否定するような気持になる。
とりあえず「ゴミ箱」に入れて目の前から見えなくする。
必要ならゴミ箱から「元へ戻す」をクリックするかな。

Commented by kazewokiru at 2018-01-14 10:03

okadatoshi様

五木氏はこのようにも記されていますね。
「モノにも命がある、モノにも精神がある・・・
平然と足で踏みつけることができるだろうか。
・・・父や母の古い写真も、ただの紙にすぎない。
モノとして見れば、科学的には物質である。
しかし、遺影を私たちは街頭でもらうチラシのように
気やすく扱うことができるだろうか。・・・
動物に心はあるか?植物に感情はあるのか?
私はあると感じる。それは証明できないが、
私は感覚的に肯定する。
では、石に感情はあるのか?私はあると思う。
石にも、水にも、風にも心があると感じるのだ。』

今年、母の50回忌、さらに5年後には、父の50回忌。
親の恩に対し、恥じない生き方をしてきたか?
堂々と「はい」とは言えない。(笑)
by kazewokiru | 2018-01-13 12:38 | 日々の雑感 | Comments(4)

特技「余計な一言」      職業「街の自転車屋」since1985


by kazewokiru