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風を切る

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何でもありの時代ですが

ようやく爽やかな季節が訪れてきました。朝っぱらからお客さんとディープトーキングです。
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「量販店で買ったので修理に持って来るのを躊躇ったのですが」本心から正直に言っておられるのがお人柄から分かります。「もう慣れっこになっていますから、ご遠慮なくいつでもどうぞ。お友達にも宣伝しておいて(笑)」過去には量販店やネット購入された自転車の修理を安易に受け入れる事が出来ない気質が我々の業界にもありました。街の自転車屋さんなので「何処で購入された自転車でも、どの様な修理にも対応します」が、ウリです。
当店も例外でなく、量販店の下請け整備部門になっているのが現状。量販店は地域に根差し人間関係を築き、歴史を刻んだ街の様々な専門店さんのお得意先を底引き網の如く根こそぎ奪ってしまいますね。そこには残念ながら益々希薄な人間関係が構築されて行くように思えます。     ・・・このような話をしています・・・もう少し・・・
「僕の知り合いの方で苦労をされて銀行で資金を用立てやっとの思いで小さな店を構えた方がいます。その1年後、目の前に同業の大型量販店が出店しました。現在も店は営業されていますが、その人の人生を土足で踏みにじったように思えます。自由競争の世の中とは言え、量販店には商道徳などあったものじゃない。人に恨まれるような事はするなとの先人の教えとは何でしょうね」意気投合して悪い癖でちょっと長く話し込んでしまいました。
初対面のお客さんには迷惑千万ですが、僕には良いストレス解消になりました。
「一度主人を連れて来ますから話ししてやって下さい」ご主人は思った通りの自営業でした。
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Commented by 小肥り at 2012-10-02 11:29 x
まず。台風17号は足早に通過していきました。10月1日の朝は快晴でした。
持ち込まれた自転車を見て「これはうちで売った自転車だ」というのはわかるものですか。
量販店の功罪は昔からいわれてますね。わが町の商店街もシャッター店が増えました。
量販店に向かない商売といってもそれほどありませんしね。
Commented by kazewokiru at 2012-10-02 11:35
小肥り師匠
>これはうちで売った自転車だ
これは目を瞑っていても何年経過しても分かりますよ。
量販店なんて頼みもしないオスプレイみたいなもんです。
古き良き道徳が消えていきます。
by kazewokiru | 2012-10-02 11:13 | 輪談 | Comments(2)

特技「余計な一言」      職業「街の自転車屋」since1985


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